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気配を感じて空を見上げると、かつて4人に魔法の力を与えた妖精達の姿がうっすらと浮かんでいる。思いがけない再会に4人は息を呑んだ。
カキ丸「心が希望のリズムを奏でると、奇跡を呼ぶメロディーが生まれて…」
ケシ丸「負のエネルギーは正のエネルギーに、魔物は天使に変わる」
トポ「それこそが、人間が持つ魔法なのさ」
プリプリ「エネルギーが一生命体になるのは…」
メソメソ「あんまりに異例のことだったから…」
ゲラゲラ「今回だけ特別にステッキを与えたけど」
ボンボン「今までも、これからも、ずっと皆の心の中に魔法はあるボンボン」
ポジ「困った時はその魔法を使うのよ」
ネガ「耳をすませば俺達がいつでも応援してるのがわかるぜ」
ピノピノ「僕達は君達から1番遠くて、1番近い所にいるからね」

4人が声をかける間も無く妖精達の姿は天使と共にスゥーッと見えなくなり、同時にステッキも消え、変身前の姿に戻った。
その場に立ち尽くし、一連の出来事をしばしじっと噛みしめる4人。
ペルシャ「さよならしたと思っていたけど、皆そばにいるんですのね」
「うん」
「…そうだ!ショーが始まるんだった!」
ユーミ「私はお手伝いに戻らなきゃ!」
「私も!」
ペルシャ「わーい、きっとうんと素敵なショーになりますの♪」
4人は会場へと一目散に走り出した。

妖精達の声が耳の奥でこだまする。
「今までも、これからも、ずっと皆の心の中に魔法はあるボンボン」

「僕達は君達から1番遠くて、1番近い所にいるからね」

☆おしまい☆

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